★2004年08月24日(火)
変わらない物、変わった者
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先日買ったファミコンミニ・ディスクシステムセレクションの「ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女」(任天堂)、本日ようやっとクリアしました。 先行してクリアしたPARTIもそうですが、システム的な古さはともかく、全般的には今でも決して色褪せない名作でした。 特に、ミステリ作品なので詳細は伏せますが、双方共に「家族」というものを描いているのが、非常に心を打たれました。
というのも、私はこういった所謂「家族もの」に弱い節がありまして、昨年来より絶賛し続けている『爆竜戦隊アバレンジャー』もやはり「家族」というテーマを含んでいるのが、私の琴線に触れているわけです(勿論、浦沢義雄脚本も魅力として欠かせませんが)。 更に云えば、私にとって『アバレンジャー』は「ヒーローもの」というよりか「ホームドラマ」的な色彩が強かったりするのです。
…と、「アバレ」の話はさておいて、引き続き「ファミ探」のお話。 このゲームを初めてプレイしたのが確か小学校高学年くらいの頃で、その当時でも、勿論物語を理解すること自体は出来たわけですが、人生経験の浅さや、容量等の関係でゲーム中のメッセージに漢字が一切出てこない(但しPARTIIについては、キーワードである「少女」という言葉だけ漢字表示)こともあって、「行間」を読むということまでは出来ませんでした。 しかし、この歳になってもう一度、プレイする機会に巡り合い、そして物語や台詞等を追っていくと、その行間にある意味合いや登場人物の思いなどが浮かび上がってきて、初プレイ当時には得られなかった感慨を得ることが出来るようになっていました。
所謂「リメイク」の類ではなく、ほぼ完全復刻である「ファミコンミニ」シリーズ。 そんな昔のままのゲームが昔と違う自分を知らしめてくれたようで、それだけでも\2,000以上の価値があったと改めて思ったのでした。 しかし、衝撃のクライマックスシーンでビクっとしてしまったのは、昔と変わらなかったわけですが…。
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