昨年は「バカの壁」という本がベストセラーになりました。
それとは直接関係ないのですが、ここ数年つとに思うのは「馬鹿になる」ことの大切さだったりします。
勿論、24時間のべつ幕なしに馬鹿では通報されてしまいますが、「馬鹿になった方がいいときに馬鹿になれるかどうか」というのは、人生を楽しむうえで割と大切なことなのではないかと思うわけです。
とはいえ、大人としてそれなりの常識や分別が身についてしまうとなかなか馬鹿にはなれませんし、何よりも自尊心が許さない部分があります。
しかし、「馬鹿になれる」というのは一つの余裕の表れとも思うのです。
「馬鹿になった」くらいで己の常識や分別や自尊心が揺らぐのであれば、当然そこには余裕がないわけですし、そもそも、端から馬鹿だったら馬鹿に「なる」ということは出来ませんから。
私も三十路が決して遠くはない歳。大人の余裕としての「馬鹿」を楽しめるようになりたいものです。
…なんてことを、大真面目に語ることほど馬鹿馬鹿しい話もありませんが…。 | |