夢をよくみる
目覚めてしばらく、思い出そうとして
欠片を集めて流れを繋いで、その時は確かに情景を作り上げられる
だけどやっぱり記憶には残らないね
すっかり忘れてしまった
スーパーに行ったら、入ってすぐにフルーツが沢山並んでいて
棚に沢山のみかん、その前には試食用の小さく切り刻んだみかん
その前にはおばさんがいた。
私は「もうみかんの季節なんだなぁ」と、盛られたみかんに吸い寄せられた
おばさんは私の横で試食のみかんを食べて「あら、甘いわぁ」と。
ほほう、ホントかねと 私もみかんを食った。
数ヵ月ぶりに食べたもんだから、みかんの感覚だけが新鮮で
特別甘いという印象は持たなかった。
いやー、みかんだなぁって思った。普通に。
おばさんは「この間からずっとハズレばっかやねん」という。
周りには私しか居ないから、たぶん私に話し掛けているか独り言なんだろうな。
まぁ適当に愛想笑いして「あーそうなんですかぁ」と言う。
おばさんは続けて「この試食のみかん、どのみかんやろ」と言う。
私に聞いてるんだろうかな。
棚には産地が違うみかんが数種類あった。
単純に考えて、試食台の前にある有田みかんでないかと思って
「これじゃないんかなぁ」と言ってみた。
おばさんと二人でゴチャゴチャ話しながらみかん選びした。
おばさんは何度も「この間からハズレばっかで、家に何個もゴロゴロしてんねん」と言う。
何度も言わんでもハズレばっか当たったんは一回聞いたらわかるんじゃーとも言えないもんで
うははーとか言ってさっさとみかん取ってその場を去った。
違う。
私はバナナを買いに来てたんじゃないか。
まぁいいか
そのままフラフラ漬物コーナーに足を踏み入れた。
半額シールが貼られてるキムチがあったので、
半額だしいっとこかなーって手に取ったところで
隣にいたおばさんに声かけられた。
おばさんは私が手に取ったのとは別のキムチを持っている。
「ここのキムチ本場やねん」
「え？」
「大阪鶴橋やろ、本場の人が作ってるやつやで」
「あー」
「これな、ほら、アミエビとか入ってるやろ、色んなもんが入ってるのが本物やねん」
「あーなんかそんな話聞いたことありますわ」
「そうやろ？他のは入ってないねん。これだけやねん」
もう手に取ったキムチを置かざるをえない状況
おばさんに気づかれないようにチラッと見ると、私の持ってるキムチはアミエビが入ってない。ｶﾞｰﾝ
（キムチの薀蓄はええから、はよ立ちさってくれな半額ちゃう方買わなあかんぽいやんか）
おばさんは延々と鶴橋のキムチを絶賛する。
小心者なので、やっぱり鶴橋を手にしてさっさと私は立ち去った。
あぁなんてこった
買うつもりの無いものをいつの間にやら２つも買っているじゃないか。
おばさん恐怖症なんだろうか。
なんかねー、いや別にいいんだけどさ、食べるしね。頑張って食べるよ。うん。
美味しいのを教えてもらったんだしなぁ。
つーか、どうも気が弱すぎるんじゃないかと思って。
押しの強い人にはもうなすがままになっちゃうってのがなぁ。
あぁう。。やっぱしMなんだろうか。。
みかんはまずまず当たりかなぁ。
２個くらい食べてから、まぁ美味しいかなと思ってきた。
本当は文旦が食べたい。柑橘類の中では一番好きだ。
そんなかんじで
一ヶ月以上ぶりの更新でした。
ふへへ | |