| で、このお店、8時から歌謡ショーがある。歌は勿論、民族万歳、革命万歳な歌ばかりで、歌い方もあの独特の北っぽい感じなんだが、むしろ資本主義に毒された客は大喜び。ご覧の通り踊りもするし、この店は楽器も生演奏。 ショーの途中にお姉さんに花束を渡せるのだが、1束100元也。請求書を見たらちゃんと花束代が加算されてましたとさ。 さっきまで食事を運んでたお姉さんたちが交代で舞台に上がり歌って踊る。自分の出番が終わると再び配膳に。勿論、北式笑顔は忘れない。しかし、例によって舞台を降りた瞬間に北式素顔に戻る。見ていてむしろ切なく感じてしまうくらい。仮に彼女たちに恋してしまっても、文字通り国境に引き裂かれた禁断の愛なのである。 一応断っておくが、こうした北のレストランはあくまでもレストランであって、お姉ちゃん飲み屋ではない。しかし、下手なキャバよりよっぽど楽しい時間を過ごせること請け合いだ。 ただ、一人でトイレに行くときだけは、ちょっと警戒してしまったことは正直に言っておこう。 | |